2014/10/31(Fri)大学進学率の地域差
昨日就活禅実行員会のメンバーで以下の記事について討論しました。
↓
http://www.asahi.com/articles/ASGBG5HCKGBGUTIL03K.html
『大学進学率の地域差、20年で2倍 大都市集中で二極化』
この記事によれば、大学への進学率は全体としては上がっているが、都道府県別に見ると東京・大阪を中心とした大都市圏で進学率が飛躍的に伸び、地方では進学率が伸び悩んでいる地域があるそうです。いわゆる都市部と地方の二極化ですが、メンバーからは様々な意見が出ました。
「そもそも大学進学とは何か?」
「学習意欲のある人が進学できないのは問題だ」
「『四大卒』と『高卒』では就職において条件が違ってくる」等
色々意見がありますが、いわゆる田舎で生まれた私は思うところがあります。
地方から都市部に行く場合、大学進学は田舎を抜け出す一つの機会になったのです。
私の育った街で高校生以上の若者を見かける機会はほとんどありませんでした。新たなものや斬新なものとの出会いもほとんどありませんでした。地元を出ることは私にとっては自分自身の閉塞感を打破するにも必要なことだったのです。
ですから個人の意思に反して大学に進学できないのは、とても悲しいことのような気がします。
しかし都会に出て「自分は独りで生きているんだ」と思っていましたが、実は様々な支えや繋がりによって自分は生かされていることに気づきました。そう思うと「故郷のために生きる」というのも、正しい選択なのかもしれません。
いずれにせよ、若い人には、「一度」は故郷を離れて広い世界を見て欲しいと思うのです。(澤城)
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2014/10/24(Fri)今週のブログ
今週は、メンバーが多忙のため勉強会ができませんでした。
残念ですが、ブログの記事をお休みさせて頂きます。
来週金曜は更新いたします。
就活禅実行委員会一同
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2014/10/17(Fri)「もしも、皆さんがキラキラネームの就活生だったら…」
今回は、キラキラネームの就活生について、就活禅実行委員会のメンバーと話し合いました。
「『キラキラネーム』『DQNネーム』で就活失敗!ネット上で同情の声多数
http://news.infoseek.co.jp/article/aolcelebrity_20141014_5a4adbd048ca171a0520
記事によれば、キラキラネーム(以下、珍しい名前)の就活生が、最終面接で面接官に笑われたため内定がもらえなかったそうです。(ただし、この記事を書かれた方は「就活生の思い込みではないか」との意味合いでも書いています。これに対して、ネット上では同情的な意見もあるが、致し方ないという声もあったとのこと。
もし、皆さんが珍しい名前だったら、どんな弊害があるのでしょうか?
「キラキラネーム(DQNネーム)だと信用されず、出世できず、人生は厳しくなる」
http://finalrich.com/win/win-think-bad-name-bad-rife.html
メルボルン大学のサイモン・ラーハム教授が「シンプルな名前ほど出世に貢献する」との研究成果を発表されたようです。
「シンプルな名前」とは、単純に短い名前ではなく、読みやすく発音しやすいことが条件だそうです。
日本で言えば、「一郎」や「太郎」でしょうか。
また、企業人事担当者の珍しい名前について述べられており、「なるほど」と思う反面、少し上から目線で語られているところもあります。
私が、記事の中で一番気になったのは、珍しい名前にすることで医療リスクが生まれることです。
患者の名前が、珍しい名前で難解な読み方であれば、緊急時に医療者に名前を伝えることすらままならない。
また、名前の聞き違えにより、患者情報の登録が重複してしまう混乱を招くそうです。
これらを踏まえて、就活禅メンバーと話し合いをしたところ、
・そもそも、なぜ、珍しい名前が注目されるのか?昔も、それに近い名前が
あったのではないか。
・お坊さんも珍しい名前が多い?(読み方が難解。)
・音楽・芸能などのクリエーターであれば、逆に名前が個性になるのではないか。
・少子化で親が子どもを大事にする思いが強くなり、名前を考えに考えたあげく、珍しい名前になってしまったのでは。
その他にも、いろいろな意見がでました。
就活禅メンバーの中には、珍しい名前ではないですが、女の子の名前と間違われることが多かったメンバーがいます。
そのメンバーいわく、「名前をコンプレックスではなく笑いへと昇華すると、かなり使える武器になる」とのことでした。
名前は、そう簡単に変えられるものではありません。
ただ、本当に名前がひどければ、名前を変えてもいいかもしれません。
就活で、珍しい名前がマイナスに響くことも多い中、もし、面接官に
笑われてしまったら、笑いに変えることは難しいかもしれませんが、
「私の名前は簡単に変えられません!!!」
とはっきり答えることだと思います。
毅然とした態度で試験に臨めば、きっと面接官も、珍しい名前に反応することなく、皆さんの内面に目を向けてくださることでしょう。
自分で付けた名前であるならまだしも、珍しい名前とはいえ、慣れ親しんだ名前なので、全く恥じることはないのですから(寺門)
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2014/10/10(Fri)内定ブルーはなって当然
内定ブルーという言葉があるそうです。
この記事を読んで知りました。
対処法はある?「内定ブルー」で人生を棒に振る若者たち
確かに、就職は人生の転機であるため、不安になったり、自分の思いと現実との間で悩むのも当然です。
こうした気持ちが注目されるようになったのはどうしてなのでしょうか。というのも、人生の転機に不安になったり悩んだり、決断に迷うことというのは今に始まったことではないからです。
おそらく、情報量が以前よりも増したことが原因の一つだと考えられます。そこには良い情報以外にも不安にさせるような情報もたくさんあるので、まさに押しつぶされるような状態になっているのではないでしょうか。また、終身雇用とは言えない世の中になっているため、就職先で何かあったとき、その後どうするのかというような不安もあるのでしょう。
仏教では「人生は思い通りにならない」と考えます。そこで不安になり悩むのが人間だとも考えます。ですから、内定ブルーになるのは何も変わったことではありません。そして禅の言葉にこのようなものがあります。
莫妄想(もうそうすることなかれ)
悩みや苦しみを起こす妄想(終わってしまった過去やまだやってきてない未来)から離れ、今自分がするべきことに向き合ってみましょうという意味です。
この記事には、業界の勉強をしたり先輩の話を聞きに言くことを進めていますが、それは余計に不安にさせることとも考えられます。
それよりも、人生のなかで学生時代ほど知的な時間が過ごせるときはないと思います。時間があり、図書館があり、教授や先生がいて、切磋琢磨できる仲間がいるということほど貴重なものはないのではないでしょうか。
ぜひできるだけ自分が専攻する勉強をしていただけたらと思います。
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2014/10/03(Fri)ゆるい就職 その2
若新雄純氏が提言する「ゆるい就職」について、以前に就活禅実行委員会のメンバーで討議しましたが(http://syukatsuzen.blog.fc2.com/blog-entry-111.html)、その後各方面から様々な批判が寄せられているようです。
ニコニコニュース(http://news.nicovideo.jp/watch/nw1252825)
「そんな働き方をして将来のキャリアは大丈夫なのか?」という意見が多く、就活禅スタッフで討論したときも同様の意見が多く出されました。
私が思うことは、やはり「残り4日の使い方」です。この点について若新氏や主催者側から参加者に何か提示できるのであれば良い試みだと思いますし、何も言わないのであればやはり無責任に感じてしまいます。
「サクッと稼いで、たっぷり遊ぶ」というキャッチコピーも何となく不安です。
一方で若新氏が言われるように、議論がこれまでの労働観念のままになされていることも事実でしょう。
いずれにせよ始まったばかりのこの取り組み。実際に参加された若者や企業の声が出ないうちは机上の空論かもしれません。
就活禅実行委員会としても今後も興味を持って見ていこうと思います。(阿部)
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