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2015/02/10(Tue)自分を誇張する

2016年新卒就活学生意識調査の結果が出ていました。

詳細に関してはリンク先をご覧いただければと思いますが、

>早くも‟就活にストレスを抱える学生“83.7%
>選考期間短期化で″内定を取れるか不安“と感じる学生95.9%


という、とても心配な結果になっています。

報道ではインターンが活用されて、既に内定を得ている学生もいるということですが、
やはりそうした学生は一部に過ぎないようです。

もし私が大学3年という立場だったら…
同じように不安でいっぱいだったと思います(-_-;)

しかし気になるのは次の結果です。

>エントリーシートで「誇張して記載した」学生12.3%、
>「少し誇張して記載した」学生55.9%で
>不安から少しでも自分を良く見せたいと思う学生が続出


必要以上に自分を誇張して見せたところで、はたして不安の解消に繋がるでしょうか?
それどころか、試験や面接で余計に緊張する結果になるように思います。
(そういう私もかつては自分を誇張しておりましたm(__)m

私はこの結果を見て、少し前に話題になったこの動画を思い出しました。



いずれにせよ、一番大切なことは「自己を客観的に見つめること」
これは私自身、以前は出来ていなかったことですが、僧侶になってから気づいたことです。

この知恵を「就活生のための禅講座」では参加者の皆さんに楽しくお伝えできるように内容を練っています(^^

まだご参加可能ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
お待ちしています。

(阿部宗道)

2015/01/30(Fri)お坊さんの既得権益?

http://www.j-cast.com/kaisha/2015/01/27226148.html?p=all
既得権側に行きたい」大学生の落とし穴

この記事について、就活禅メンバーで話し合ってみました。

まず、この記事で言う既得権益というのは、大企業や公務員と言った安定性をもった就職先のことです。海外就職研究家という肩書きを持つ著者が、日本の大学生に対するアンケート調査を行っていた時に気付いたことのようです。大企業や公務員に就職を希望する人が多いことはよく知られていますし、安定性を求めて就職先を決めるのは当たり前と言えば当たり前です。しかしながら、現代ではその安定性は思っているより脆いということは皆さんがご存じのことでしょう。この記事では、その安定性を失った時のことを考えて動けるようにしましょうということでした。


確かに。

一寸先は闇。足を踏み外した時に備えて、いろんなものを準備することは大切です。もしかしたら、明日は明日の風が吹くと言い切って生きるほうが、安定という幻想を抱きながら生きて行くことよりも心安らかな人生を送るコツなのかもしれません。

とはいえ、完璧に準備をしたり、明日のことを全く考えずに生きて行くことは無理な話だと思います。

メンバーと話していく中で、お寺も既得権益側ではないかという意見がありました。
「お寺には税金がない」「終身雇用で定年がない」「就活をしなくてよい」
いろいろありましたが、確かに安定している既得権益側なのかもしれません。

しかしながら、宗教法人に税金がかからないことと、僧侶個人が儲かることは別の問題です。終身雇用で定年がないということは、一生同じことをやり続けなければならないという側面があります。就活をしなくてよいというのは、就職先が決まっているということでもあります。

私自身、お寺に生まれ育ち、自分が僧侶になることに疑問を持つこともありました。祖父から父へ、父から私へと繋がっているお寺ではありますが、父は僧侶になりたくなかったと言っていました。今は僧侶として生きることに感謝していますが、若い頃の葛藤は凄まじかったそうです。

私が一つだけ言えることは、既得権益側であってもそうでなくても、
「その人の苦しみはその人のもの」
ということです。どっち側についても、その人が苦しくなる時はあります。安定を求めても、求めなくても苦しいときは苦しいのです。そして、私はあなたより苦しいとか、あなたはあの人よりも苦しくないといって、誰かと比べても、その苦しみの根源は解決しません。

そんな時は無理せず、できれば誰かに苦しさを吐露したほうが良いと思います。

2月21日の禅講座は、就職活動をすると受けるストレスをやわらげる準備をする講座です。それと同時に、参加したみなさんが、苦しさを吐露できる場所でありたいと願っています。

(本多)

2015/01/23(Fri)アドバイスの功罪

今日は就活禅実行員会のメンバーで以下の記事について話し合いました。
                ⇓ ⇓
相手のための「アドバイス」が、なぜ相手のためにならないのか?

この記事では、ある病院の薬剤部の新教育を事例として取り上げ論じています。
事例の当事者の結論は、新人の離職率を下げるには、「アドバイスに効果は無い。時代や環境の違う新人に一方的なアドバイスをしても意味がない。追いつめるだけ。それより何でも話し合える雰囲気を作ることが大事」というものでした。

メンバーからは以下のような意見がでました。
「一方的なアドバイスには拒否反応が起こる」
「矢継ぎ早にアドバイスをしても相手は理解できないことが多い」
などの肯定的意見と

「いわゆる『コーチング』が絶対かと言われればそうではない」
「全てのアドバイスがいけないわけではない。アドバイスの質の問題」だ」
「『あなたは一体何がしたいのか?』という実存的な問いに答えられない人もいる。それはその人を苦しめるだけだ」
等の意見もでました。

この記事から学んだことは、アドバイスやコーチングのどちらが良いと悪いというわけではなく、要は『質』の問題だということです。アドバイスをするにしろ、コーチングをするにしろ前提となるのは、信頼関係という土台があることです。
何を言ったかのではなく、誰が言ったか。

その「誰」を信頼できるかどうかで、「何」が救いにもプレッシャーにもなるのだと思います。
(澤城)

2015/01/16(Fri)日本テレビ女子アナ内定について思うこと

 就活生の皆さん、マスコミに興味がありますか?

 かくいう私は音楽業界に入りたく、大学卒業後、レコード会社を中心に就活をしていました。
就活当時は、マスコミ対策として、いまや就活生のバイブル『絶対内定』のワークシートに取り組み、就活予備校に通っていました。
私なりに万全な態勢で就活に臨みましたが、結果は「不採用」。
就活を終えた後、マスコミは狭き門とは分かっていても、「なんで落ちたのだろう」と後悔する日々でした。
今では、新聞、ネットなどで、マスコミ志望の学生たちの記事を目にすると、就活当時のことを懐かしく思い出します。

 今回は、せっかく、「マスコミ」という特殊な職種に就くため、超難関をクリアーし、内定を勝ち取っても、会社の事情で内定取り消されることについて、以下の記事を取り上げてみました。

「女子アナ内定取り消し、労働弁護士の見方」(東洋経済オンラインより)
http://toyokeizai.net/articles/-/53644


 ご存知の方も多いかと思いますが、女子学生が日本テレビ女子アナウンサーの採用試験に応募し話題になった一件です。
女子学生は、採用試験で内定を勝ち取ったものの、銀座のクラブでアルバイトをしていたことを理由に、日本テレビから「高度の清廉性を求められるアナウンサーにふさわしくない」と判断され、内定を取り消されました。

 この記事では、労働弁護士の観点から、内定取り消しについて語られています。
結論から言うと、企業側から内定を通知されたら、基本的に学生の内定を取り消すことができないそうです。
「基本的に」と書いたのは、当然、例外があります。
「卒業単位が取得できなかった」、「健康に不具合があった」など、採用試験時に学生が嘘をついて内定をもらっていたら、という条件があるからです。
つまり、弁護士の方いわく、この女子学生は、内定を取り消される理由などないとのこと。

 このことをふまえ、就活禅実行委員会のメンバーと話をしたのですが…。

 結局、メンバーから明快な回答を得ることができませんでした。
ただ、一つ共通な話題として「職業のイメージ」の問題があがりました。

 繰り返しになりますが、女子学生は、銀座のクラブでアルバイトをしていました。
果たして、銀座のクラブで働くことが悪いことなのか?ということです。
日本テレビは「清廉性」という言葉を盾に内定を取り下げようとしました。

 広辞苑に、清廉は「心が清く私欲のないこと」と書かれてます。
アナウンサーだけが清廉で、他の仕事は清廉ではないのでしょうか?
どんな仕事に就こうが、「心が清く私欲のないこと」が条件であったら、僧侶であっても難しいです。
私たち僧侶は、完全に清廉ではないからこそ精進するからです。

 最終的に、女子学生は採用となりました。
これからも、このような問題が出てくるかもしれません。
今後、就活生の皆さんが、学生時代にアルバイトした経歴によって、就活に影響が出ることがありませんように。合掌(寺門)

アナウンサー

2015/01/09(Fri)自分を多角的に見るためには

先日の勉強会では以下の記事を読みました。

「あー、いつまで就活するんや、俺」自殺の1週間前ブログで苦悩を吐露…救えなかった自分を責める家族
就活自殺の原因は「身の程知らず」? 大学教授が「有名大以外の学生」に辛口指摘

はじめの記事は就活を苦に自殺をした若者と家族の様子がリアルに描かれています。また、次の記事は先の記事を受けて大学教授がかなり辛口に就活自殺について語っています。

元の記事をよんで、みんな口をそろえて言ったのが、「こんなに普通に起きてしまうのか」ということでした。

リーマンショックという社会的に不安不が蔓延しているなかで、何とか内定が取れたものの、体調の関係でそれを断ざるをえなくなり、就活をまた続けなければならない・・・。「そりゃあ、追い込まれて当然だろ。自分だって同じ状況になったらとてもきついと思う」という意見がでました。ほんとそうだと思います。

息子を叱咤してしまったことを後悔する父親。でも、それも普通のことなのではないでしょうか。息子を叱咤することで奮起することだってあるだろうし、仮に自分がその場にいたら、果たして「就活を休んでみたらどうだ?」と言えるかと考えると、正直その自信はないです。

次の記事の辛口な意見も、言葉は強烈ですが確かにそうだと思えるところもあります。現在の社会の仕組みや企業体質を考えれば学歴で何かしらの選別があるのは、あるかもしれないと思うのです。

ただ、だからと言って有名企業をあきらめろだとか、メンタルをきたえろというつもりは私にはありません。ただ、これは一つの物事は、見方によって様々なことがいえるということです。どれが間違っている、正しいということではありません。

やはり、大切なのは多角的に自分で自分を見るということだと思います。自分がやりたいこと、自分のこだわっているもの、現在の家庭の状況、社会の状況、社会の中の自分の位置・・・それぞれを冷静に見つめ受け止める力が必要なんだと思います。

それを妨げるのが、「~でなければならない」「~であるべきだ」という考え方です。自分の価値観、そして経験といったところが大きく関わります。実はこれは就活だけでなく、人生の至る所で私たちの自由いざいな心の働き、感性、冷静な判断に制限をかけてしまうものなのです。極端な話、良い・悪いといったものさえも捨ててしまってもいいと禅ではいいます。

やはり、そうした制限を手放して、自由自在な心を取り戻すのにはやはり坐禅はぴったりだと思います。ぜひこれから就職活動に挑むかた、今就職活動中の方に坐禅のノウハウを知っていてほしいなと思います。